セルの参照形式

2種類の参照形式

Microsoft Excel には、セルの参照形式で「A1参照形式」と「R1C1参照形式」の2方式が使用可能です。

A1参照形式

A1参照形式では、列にアルファベット文字、行に数字を使ってセルを参照します。これらの文字と番号はそれぞれ列見出し、行見出しと呼ばれます。セルを参照するには、列を表す文字に続けて行番号を入力します。たとえば、「B2」は「列B」と「行2」が交わる位置にあるセルの参照を表します。

サンプル

=A1(相対参照)
=$A$1(絶対参照)

メリット

  • 参照場所が直感的にわかりやすいです

R1C1参照形式

R1C1参照形式では行と列に数字を使ってセルを参照します。この形式でセルを参照するには、「R」に続いて行番号、「C」に続いて列番号を入力します。マクロを使って計算をする際に便利な形式です。

サンプル

=R[1]C[-1](相対参照)
=R1C1(絶対参照)
  • 「R[1]C[-1]」は入力セルに対して「1行下」「1行左」のセルを示します

メリット

  • VBA(Visual Basic for Applications)でマクロを組むときに列番号がわかりやすいです

参照形式の変更方法(Excel 2010 の場合)

  1. 左上の「ファイル」をクリックします
  2. 左下の「オプション(Excelのオプション)」をクリックします
  3. 左の一覧から「数式」をクリックします
  4. 「数式の処理」の「R1C1参照形式を使用する」にチェックを付けます
  5. 下の「OK」ボタンをクリックします

なお、A1参照形式に戻す場合は、「R1C1参照形式を使用する」のチェックを外します。

2方式ある理由

現在では、ExcelがWindowsでの主な表計算ソフトですが、以前はその地位を「Lotus123」が占めており、「Lotus123」は、「A1参照形式」を採用していました。

一方、Microsoftは「Excel」の前に「Multiplan」という表計算ソフトを販売しており、「R1C1参照形式」を採用していました。

Excelは「Lotus123」と「Multiplan」の両方のユーザーが使用できるように2種類の方式が選択できます。自社の「Multiplan」の「R1C1参照方式」ではなく「A1参照形式」を既定の方式としたのは、シェアを獲得するための政策があったためです。